物の輸送に欠かせないダンボール。通信販売の普及により、さらに身近なものとなりました。
ここではそんな身近なパッケージであるダンボールについて少し掘り下げて紹介致します。
ダンボールって何からできているの?
古紙(使用済ダンボール)約90%とパルプ、そしてつなぎとしてコーンスターチを使用されています。
古紙としての回収率も非常に高く、エコな素材と言えます。
ダンボール断面の波型(中芯)には種類があるの?
中芯の間隔の違い(厚さ)をフルートと呼び、波の間隔の広い(厚い)順に
Aフルート(5mm厚)> Cフルート(4mm厚)> Bフルート(3mm厚)> Eフルート(1.5mm厚)> Fフルート(0.6mm厚)> Gフルート(0.5mm厚)
となります。また、強度を上げるためにAフルートを2枚重ねたAA段、AフルートとBフルートを2枚重ねたAB段などもあります。
ダンボールを使った箱にはどんな形状があるの?
使用するダンボール原紙の厚さにより加工の可否はありますが、主だったものではA式(みかん箱式)、B式(ワンタッチ底/地獄底/キャラメル)、C式、N式、ヤッコ式(タトウ式)があります。
ダンボールでも化粧箱に使うことはできるの?
一般的な茶色のダンボール紙を生かしたナチュラルなパッケージはもちろん、波型の中芯をサンドしているダンボール紙の外側の部分(ライナー)に色紙を使用して美粧性を持たせることや、オフセット印刷を施した板紙を貼合し箱に加工することで強度のある化粧箱に仕上げることができます。